Paginas WEB oficiales de la Cantaora flamenca " Manuela la Naranjita"
フラメンコ歌手 マヌエラ・ラ・ナランヒータ  オフィシャルサイト

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ソロリサイタル <透きとおるカンテフラメンコ>

コンサートレポート

「 カンテを聴いて 2 」 あかじそさん筆

昨年に引き続き、お友達のフラメンコ歌手・ナランヒータさんのリサイタルに行ってきた。
前回は、初めて生でフラメンコを聴いたため、ただただ、その迫力に、呆然として帰ってきた感があるが、
今回は、ちょっと違った。
私のように、日本で、日々、家事育児に明け暮れ、生活の糧を稼ぐことに終始している者には、
このフラメンコの世界は本当に縁遠いもので、その感想を語るには、あまりにおこがましく、
ものすごくトンチンカンなことを言いそうだが、「ど素人」だからこそ、純粋にビックリしたことも多いので、
生意気にもまた感想を書き、ナランヒータさんに送りつけてしまうという暴挙に出ることにした。

リサイタルが始まってすぐに、やっぱり、ナランヒータという歌手は凄い人だなあ、と感じ、
また、木南利夫さんのギターの音にも聴き入ってしまった。
歌がうまいなあ!
ギターがうまいなあ!
そう思ったのははじめの一曲のみで、
次の曲からは、ただ、「凄い!」としか思えず、口をポカンと開けて聴き入るしかなかった。

2曲目の「カンティーニャス」という曲は、明るい曲で、寂しがり屋で哀しがり屋な私には、ほっとするものだった。
歌手ナランヒータの表情には、人間の底辺に流れる本当の哀しみを知り、
折り返してきた者にしか浮かべることしかできない笑顔があった。

私には、まったくスペイン語がわからないし、
彼女が生きてきた道のりも知らない。 
しかし、この表情とこの歌声、この手拍子で、彼女の背景にぼんやりと映像が浮かんできて、
これはただの歌ではなく、人生の発露の瞬間なのだと知った。

そう思うと、もう、
歌を聴く、ギターを聴く、
という心の構えは消え去り、
この場に居ることがもう、フラメンコなのだ、と思ったのだ。

曲目が進んでいくにつけ、会場のそこここから、手拍子足拍子、「オーレィ」という掛け声が響いてきて、
私だけでなく、周りにも「フラメンコになっちゃた人」が大勢居ることに気がついた。



途中、みんなでイースターをお祝いしましょう、
ということで、ろうそくに見立てた蛍光の棒を
振ったのだが急に恥ずかしくなってしまった私は、
手元で小さく黄色い棒を振っていると、
一緒に来た、普段物静かな、いとこのhanaが、
何を思ったか頭上で激しく光る棒を振りまくっていた。





私は、その光景をほぼ白目状態の横目でちらちら見ていたのだが、
後半、hanaが前のめりになって、曲に合わせて激しく体を揺すり、ノリノリになっているのを見て、
こいつの血も相当熱いな、フラメンコ恐るべしだな、と、今さらながらいたく実感したのだった。

ギターが、若い牧野貴史さんに交代すると、
気のせいか、ナランヒータさんの歌は、弟を包み込むような慈悲深い響きを放ち始めた。
先ほどの木南さんの時は、ギターに身を委ねるようにも聴こえた歌が、
今度は、大地のような大きさでギターの音色を包んでいた。


(包みたくもなるよなあ、可愛いもの、彼)
母性本能をくすぐり倒すような彼の魅力は、まるで、若葉のようなみずみずしさで、
今でも当然すばらしいギターではあるが、もっともっと大きく伸びていく若く柔らかい木を感じさせるものだった。
前にも書いたのだが、ギターをかき鳴らしながら、あんなすがるような目でじっと見つめられたら、
どんな女でも、確実にとろけてしまうってば!

・・・・・・おっといけない・・・・・・
また変なスイッチが入ってしまうところであった。

最後の2曲は、
また、木南さんのギターでナランヒータさんが歌ったのだが、 あちこちの秘功を突かれてしまった私は、
頭がぼんやりしてしまい、自分がどこにいるのか、今、何をやっているのか、わからなくなってしまった。
舞台上には、直径3メートルもある大きなマリーゴールドの花が咲き、グルングルン回っているし、
さっきからずっと3拍子の地響きがしている。
ハッと我に返ると、その大輪の花は、ナランヒータさんそのもので、
歌もギターも聞き分けられないほどに一体となり、ひとつの何か凄い現象となって私たちを掴んでいるのだった。
さっきから、がたがた地面が揺れているのは、会場のみんなが、足を床に打ち鳴らしていたからだった。

幻覚が見えるほど酔ってしまったのは、私だけではないようだった。
最後に、ナランヒータさんの生徒さんや、ギターの木南さんがフラメンコを踊り始めたのを見て、
私のすぐ後ろのおじさんも激しく「トゥルルルヮ~♪」などと、意味不明の掛け声をひっきりなしにかけているし、
会場のそこここで体をむずむずさせて踊りたがっている人たちが見て取れた。

凄いんだなあ、フラメンコって・・・・・・。

日本でフラメンコといったら、みんなすぐにダンスの方を思い浮かべて、
歌やギターは「伴奏」だと思っている節があるけれど、本当は、そうではないんじゃないのか?
歌があって、ギターがあって、何か大きな凄いうねりが生じ、誰も彼もが、体がむずむずしてきて、
そして、ついに辛抱たまらず、フラメンコダンスを始めちゃったのではないのか?

かねてから、「フラメンコは、まず歌ありき」と彼女に聞いてはいたが、
今回、私は、それを理屈でも説明でもなく、現象として目撃してしまった。

ナランヒータさんは、
まだフラメンコに対して理解の浅いこの日本の地で、業界の人たちだけにではなく、
むしろ、私たちのような日常を必死で生きている普通の人たちに、
この現象を、体験させるべき使命を負っているのではないか?

「どうだ、私のフラメンコは凄いだろう? 参ったか?」 という自己満足型リサイタルではない、
あなたのフラメンコを、これからもどんどん推し進めていただきたいと切に、切に、お願いしたいと、思う。

そして、私自身も、その過程をしっかり見届け、
「今は昔、ナランヒータというフラメンコ歌手ありき・・・・・・」
と、語り部のように孫ひ孫の代まで語り継ぎたいと思う。

        (了)

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MITIより  MITIさん筆


まままま、結論を先に申し上げますと、
いやーーーーあ、いいものみーーちゃった!こりゃ!!

で、ございまして、その後に思ったことは「歌の上手な方って世の中にいらっしゃるのねぇ」
至極当たり前のことしか浮かばんなかったです。
はい。
本当にねぇ、感動したときちうのは、脳は衝撃をうけてるわけなのでそういろんなことは浮かばないのです。
だがしかし、それではあまりにもあまりなので、あつかましいですが、感じたことを少し、記すです。

お知り合いになることができたのはインターネットな世界でのことでございますが、
なんだか本当に不思議なご縁で仲良くしていただてるです。
お会いしたことも無い方なのですが、感謝しなくてはならないことがたくさんございまして、
お礼の意味と興味で彼女のカンテ(歌)リサイタルにお邪魔してきたです。
とはいっても、あたくし恥ずかしいことにこのカンテやらフラメンコやらさーぱりわからない。
行ったことあるのは、ロック等の歌手、楽団およびロック等をやってる友人のライヴ程度しかございません。
大丈夫かしら?とな、1人でフラフラうかがって、ちょうど左端から2番目前から2列目、
それも目の前にナランヒータさんをガブリヨリでみられるところがあったので、お席はそこに決定。

さ、はじまったです。
スペイン、フラメンコを踊る女性の映像がスクリーンから流れ出しまして、ワキワキ感が高まるです。
おお!ナランヒータさん登場。ひーーさしぶりにオーラのある方を拝見したです。
うわああ。まぶしい。まぶ。
ギターがなり、ナランヒータさんが歌いだされた瞬間、声量にびつくり!
それにねぇ、お歌。どこからあんなに通る強い声が出るのだろう。
うめくような声、すがるような声、何かを振り切るような声、それらがねぇ体中に染みるように聴こえてきたですよ。
1曲目はびつくりしてる間にあっちう間に終了。
絶対、あたくしハトが豆鉄砲くらってるような顔してたです。

ナランヒータさんのMCが始まったですが、
これがねぇ。これが。
やはり、彼女のお話しの仕方は歌ってるようなのです。
それにすごく聴き心地のいい言葉の遣い方、お話しの持って行き方、
美しい日本語をお話しされるのです。
曲名の意味の紹介で「北島三郎さんの曲名は『ナントカの女』みたいのが多いですが、
スペインもそうなのですよー」なはんて、たとえになにやら、あたくしの知ってる彼女の「ニオイ」を感じられて嬉しくなったりもしたです。

(あたくしの隣に座っていた男性が「サブて……クククク」とな、かなりツボに入っていたのも、
あたくしは見逃さなかった!)

その後イースターの映像ならびナランヒータさんのお歌や、ギターソロなどがございまして
(あたくしはこの方のハリのある感じが好みでした)
ギターの方が変わって……とな、くるくるいろいろなお歌を披露してくださいました。

確か坂本龍一だったはずなのですが「悲しい切ないといった歌は、結構容易に人を惹きこむことができるが、
幸せや喜び、楽しいを歌で惹きこむことができるのは稀」にあたくし、かなり合点がいきまして、
コレ聞いちゃってから、歌手の良し悪しをここでみてしまったりもするです。
ナランヒータさんのねぇ、陽気な歌声聴いてると、身体が動くの!
ああああ!いたーーー。珍しー!はっけーーーん!
なはんて、あたくし嬉しくなっちゃって、1人ユラユラしてたです。ふふふ。

そーんなこんなで楽しんでいたら、「最後の曲です」おっしゃるじゃあないですか。
ふわああ。あっちう間!楽しいー。

最後はブレリア(?)ちうのでしょうか?
彼女の生徒さんたちも壇上にあがって、すごくにぎやかでした。
木南さんちうギターの方が、めちゃくちゃかあっこいい!
うつとり。盛り上がりのまま、終わったのですが。
うふふふふ。
パルマ(フラメンコの手拍子)でねぇ、アンコールです。


それだけ、あたくしも含めて観客は彼女に魅了されたのですな。

カンテの歌手の方は、50歳からが花なのだそうです。
スペインは大人の国なのねぇ。そしてお歌もなにもかも濃い!
こんなねぇ、ペーラペラの薄い軽い日本で、スペインの著名な方の名を継がれてる彼女は、
計り知れない大変な思いをされてるのでしょうねぇ。
ほんとはあたくしなんかが気楽に「きゃいーん!」とな、甘えてちゃいけないような気もしたです。
←言いつつ、きっと甘える。

いやーーーーあ、いいものみーーちゃった!
おそらくご覧になってない方より、あたくしはしやわせ。ふふふ。

Hola "Naranjita de Japon"  escrito : Sr.JDL

Hola "Naranjita de Japon"
!ENHORABUENA POR EL RECITAL DE CANTE FLAMENCO DE HOY!

A mi personalmente me ha gustado mucho y lo he pasado muy bien.
Hay que ver el poderio de voz que tienes: "Naranjita de Japon"!,
y con que corazon, pasion y alegria cantas,
haces sentir y animas al publico...!

Como espanyol que soy, estoy muy contento por saber que existe gente como tu,
que se dedica a expandir la cultura de mi pais con ese desbordar de arte y talento.
Ojala que tu cante, tus sentimientos y tu voz continuen su camino,
para que tanto los japoneses como los espanyoles podamos disfrutar por muchisimos
anyos de tu cantar con alegria y tambien de tus ensenyanzas como maestra del arte flamenco.

FELICIDADES "NARANJITA DE TRIANA"!
Estoy convencidisimo que tu maestro: "NARANJITO DE TRIANA", desde alla arriba,
ha disfrutado hoy tanto como cualquiera de los que estabamos en lasala del recital:

"La gente se va, pero la semilla perdura"!
Tambien mis felicitaciones para los dos musicos, artistas de la guitarra y del flamenco,
que te han acompanyado hoy en tu concierto:
Enhorabuena por la magia de sus manos, de sus dedos y su musica con corazon!



Bueno, "Naranjita de Japon", o mejor dicho: "Naranjita de Triana en Japon",
espero volver a verte y escucharte en el proximo concierto que tendra lugar
el viernes 26 de junio, con motivo de la celebracion del 15 aniversario
de la fundacion de AIYES,
yo no faltare.

Y joe...!
ninyita mia, no te ruborices ni escandalices por escuchar de mis labios: un joe!
con simpatia, con alegria, y con calorcito en el corazon:
"De los seres humanos -y no de otros-
es la libertad de expresion y de comunicacion
"!Joooooeeeeeeee......!
Que bien canta mi ninyita: "Naranjita" ella,
tan bonita y tan explendorosa como el eterno y hermoso volar de una mariposa

!Hasta pronto.

お客様方に頂いた感想

M様
素晴らしかったです!なかでも私はマラゲーニャが痺れました。最後のペテネーラには感動です!
また、コンサートやって下さい。今日はありがとうございました。 あっ、木南さんサイコーです!

KN様
ブラボー!!今日はステキなステキなコンサートをありがとうございました!
今頃打ち上げの最中でしょうね!本当にお疲れ様でした。
私たちみんな大喜びですよ。血が煮えたぎりました。終了後、不思議と疲れました。
この気持ちよい疲れ、なんなんだろう? と同じことを言う友人と考えたのですが、、、、

MZ様
先生のところで歌を教わっていることが誇らしく感じられ、幸せな春の一日でした。

N様
ソロコンサート 大成功 おめでとうございます(^O^) 芸術ですねぇー
とても素敵なカンテで 豊かでとても 幸せな気分です(-^〇^-) きっと いらした お客様もそうだと思います
ギターさんもとても素敵でした。また是非 ソロコンサート やって下さい 今日は ゆっくり 休んでください
お疲れ様でしたm(_ _)m アレグリアスが 歌えるようになるまで 30年くらいかかりそうな 進み具合いですが
4月からも よろしくお願いします

A様
Naranjitaさんと一緒に練習していた頃を思い出しながらリサイタル聞いていました。
あの頃始めたカンテで(勿論、下地はもとからあったけど)がんばって、がんばってリサイタルを開くまでに、
ナランヒータの名前を継ぐまでに精進してきたなんて、本当にすごいなと思いました。
Naranjitaさんの歌をちゃんと舞台で聞いたのは、確か3度目だと思うけど、
今回の歌声はまろやかな感じがしました。形で例えるなら「球体」って感じ。
(前回は「丸」って感じていたの)熟成されてきたということかな?、、、、、

S様
あんなにたくさんナランヒータ様の歌が聴けて、初めて聴いたものもあって感動しました。
のびやかで楽しげだったり、語りかけかけたり訴えたりるようで、引き込まれました。
トークもたくさん入っていて楽しかったで す。
蛍光棒(名前わかんない)、友人とU字に曲げて、鼻の穴に入れようとしてました。気付いてくれたでしょうか?

N様
カンテコンサート、おつかれさまでした。
まぬ先生らしい趣向を凝らしたコンサートで、さすがだなと思いました。
歌は唐子レス・・・ちがう、カラコレスが私的にはよかったです。
タンゴ・デ・グァヒーラ(でしたっけ?)も楽しかったし、ペテネーラではじーん。
全体を通じて「これが私です」って心意気を感じました。
O様
心を打つ歌声でした。フラメンコの歌の文化開かせてください。私もおどれそうだ、私もおどれるぞ。


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すごかった~~!!(よだれでた)
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とてもステキな歌を聞かせてくださいましてありがとうございました。
フラメンコというとダンスとばかり思っておりましたが、歌があんなにすばらしいと思ってませんでした。
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楽しかったです。歌がナランヒータさんから、あふれでる様に感じました。ご縁があったことを嬉しく思います。
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楽しかったです。トークも良かったのでたいくつしなかったです。ギ
ターソロもとっても良く味わいがあってすてきでした。
カンテのコンサートだけで、これだけわかせるのはすごいと思いました!!
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楽しかったです。カンテメインのコンサートは初めてだったのですが、あきずに楽しませて頂きました。
またやって頂きたいです!
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歌をいつかは勉強してみたいです。最後のペテネーラで泣いてしまいました。
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踊りのないソロカンテ・・・素晴らしい芸術ですね。
一段と磨きがかかってつやのある素晴らしいお声・・・聞きほれました。益々のご活躍をお祈りいたします。
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スペインの情景がせまります。とてもすてきでした。ありがとう。
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楽しいトークと心にしみる歌声、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
ステキな時間をありがとうございました。お会いするたびに成長されてすごいです。
また、一緒にお仕事させていただけるとうれしいです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ギターもとってもステキで感動しました。またお聞きしたいです。
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情熱の歌姫が楽しそうに嬉しそうにフラメンコの素晴らしさを伝えてくださり感動しました。
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色々な表情の曲があることにおどろきました。楽しませて頂きました。ありがとうございました。
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ライブで聞くと、ただただ圧倒されます。ギター演奏も素晴らしかった。パワーを頂いたように思います。
また聴きたいです。
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サエタ、トナーといった無伴奏のカンテを生で聞いたのは初めてだったので、聞けてよかったです。
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熱唱大満足です。歌詞はわかりませんが、一ヶ所聞き取れて泣きそうでした。
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こんなに美しいふんいきは初めてでした。声から連想できる映像がたまらなく気持ちよかったです。
すばらしい時間を本当にありがとうございました。
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楽しかったです。日本でもこういうコンサートがもっとうけいれられる様になれば!! と思いました。
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音の無い「間」も楽しい音楽だと思いました。今度はギターも見える前の方で聴きたいと思いました。
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ナランヒータさん、日本人離れしたグラシアがあって、とても素敵でした。
人柄が表れたとても暖かみのあるコンサートでした。
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本場のスペインで研鑚を積まれて名人の芸名を継承されるまで努力されたのはすごいと思います。
力強い弦の響きと歌声に圧倒されました。


ご来場下さった皆様、レポート、ご感想を寄せて下さった皆様。
本当にありがとうございました。